「ブランディングって何ですか?わかりやすく教えてください。」
今回はこういったお悩みを解決していきます。
ブランディングとは、企業や個人のイメージを「世間の人々」に印象付けるプロセスのこと。
ブランディングの成功は、商品やサービスが「売れる」かどうかを決める大きな要因となるため、とても重要です。
この記事を読めば、
- ブランディングとは?
- ブランディングが重要な理由
- ブランディングする方法
- ブランディングが成功した企業の例
がわかります。
「ブランディングって初めて聞いた」という方でも理解できるよう、わかりやすい言葉遣いで説明していきます!
ちなみにこの記事を書いている私は、普段WEBデザイナーとしてクライアントのホームページ制作をしています。
クライアントからは、「自社のブランドイメージが反映されたホームページで嬉しいです!」というお言葉をいただくことが多いです。
それでは、ブランディングとはどんなものなのか確認して、あなたの収益アップにつなげていきましょう!
ブランディングとは
ブランディングとは、企業や個人のイメージを「世間の人々」に印象付けるプロセスのことです。
私たちは普段、「会社のロゴ」「製品の特徴」「ホームページのデザイン」「企業理念」などを通して、
「〇〇さんはこんな人だよね!」
「A社はこんな会社だよね!」
というイメージを、知らぬ間に与えられています。
例えば多くの人は「Apple」と聞くと、「シンプルでおしゃれ」といったイメージが一瞬で浮かびますよね。
それは「iPhoneやMacのデザイン」「ストアの建築デザイン」「シンプルな機能性」などが、一貫して「シンプルでおしゃれ」だからです。
このように、消費者に向けて「私はこんな人だよ」「こんな会社です」というイメージを伝えていくプロセスをブランディングと呼びます。
ブランディングが重要な理由
ブランディングの成功は、「売れる」かどうかを決める大きな要因となるためとても重要です。
実際、世界規模の調査によって、60%の消費者が「よく知っているブランド製品を積極的に買う」と回答し、21%の消費者が「自分の好きなブランド製品を購入する」と回答しました。
消費者が買うかどうかは、「ブランディング」によって大きく左右されるということです。
ブランディングをすることで得られる大きなメリットは以下の通りです。
・ブランドイメージを強く印象づけることができる
ブランディングをすることで、
「どんな理念を持った会社なのか」
「製品の特徴は?」
「〇〇といえばこんなイメージ」
といった印象を強く残すことができます。その結果、ビジネスが広く認識され、「売れやすい」状況作りにつながります。
・競合他社との差別化ができる
どんな業種、どんな会社であれ、必ず「競合他社」というものが存在しますよね。
ブランディングをすることで、競合他社との差別化をし、自社の強み・魅力を際立たせることができます。
差別化がうまくいくと、企業の存在感を強めることにつながります。
・社員の士気が高まる
勤め先の会社の世間的イメージが確立されていると、社員もその会社で働いていることを誇りに思い、会社全体の士気が高まります。
ブランディングする方法
こちらの章では、ブランディングをする方法について説明していきます。強くて印象に残るブランドイメージを作る方法は以下の通りです。
- ターゲットとなるお客様像を決める
- 企業理念やミッションを明確にする
- ビジネスの特徴や強みを決める
- ブランドイメージをビジュアル化する
- ブランドイメージを形にする
以下で詳しく解説していきます!
1. ターゲットとなるお客様像を決める
まずは、あなたのサービスを届けたいお客様像を明確にしましょう。
ブランディングのゴールは、ターゲットとなるお客様から「注目され」「認知され」「好きになってもらう」こと。
ターゲットとなるお客様を明確にすることで、「ブランディング」の方向性の軸を決めやすくなります。
ターゲットとなるお客様像を決めるときは、以下について考えてみてください。
- 理想的なお客様の生活スタイルは?
- どんな趣向の人か?
- どんな人のための商品やサービスなのか
ターゲットがどんな人なのかによって、最適なブランディングは大きく異なりますので、まず初めに「理想的なターゲット像」を決めましょう。
2. 企業理念やミッションを明確にする
ブランディングを通して、顧客に伝えるべきものの一つが「企業ミッション」です。
企業ミッションとは、
「あなたがサービス提供を通して達成したいこと」
「あなたのビジネスの存在意義」
といったもの。
確固たる企業ミッションがあるからこそ、顧客に自社の価値観や、信用性を伝えることができます。
企業ミッションを見つけるためのコツは、「そもそも、自分がこのビジネスを始めたのは何で?」と問いかけてみること。
「ダメージヘアで悩む人を救う美容サロンを作りたい」
「ファッションを通じて、女性に自信を持ってもらいたい」
「忙しい主婦の方のために、手頃な具材だけで作れる、美味しいレシピを広めたい」
などなど。
ビジネスを始めようと思った背景について考えてみると、自然と「自社の存在意義」「自社の価値観」などが見えてくるはずです。
3. ビジネスの特徴や強みを決める
競合他社の存在が気になることもあると思いますが、ブランディングを成功させるためには、「自社の強み・魅力」にフォーカスを当てましょう。
同じ業界、同じようなサービスを売っている会社同士でも、強みとしていることは違うはずです。
特徴や強みを見つけるためのコツは以下の通りです。
・あえて他社と比較を行い、「違い」を見つける
他社と比較してみると、自分達の特徴が見えやすくなります。
「うちの会社の方が優れているところ」「他社と自社の違い」について観察してみましょう。
・お客様からよく褒められることは何か考える
もしお客様から受け取ったフィードバックがあれば、文字化するのがおすすめです。
お客様の声には「自社の強み」のヒントが隠れていることが多々あります。
・「強み」に転換できそうな「弱み」を探ってみる
あなたが「弱み」だと感じていることも、見方によっては強みになることもあります。
例えば、「規模の小さいお店」を経営している場合、大手にはない「柔軟な対応」「親密なコミュニケーション」といったメリットがありますよね。
このように、さまざまな角度から「自社の強み・魅力」を見つめ直してみましょう。
4. ブランドイメージをビジュアル化する
あなたのビジネスの「ターゲットとなる顧客像」「ミッション」「強み・魅力」を明確にするところまで終わりました。
次に、これらを「ビジュアル化」させていきます。
つまり、ここでは自社のブランドイメージを視覚的に表現するために、「ロゴ」「配色」「フォント」「画像」を選定していきます。
このようなデザインのルール決めをするために、「トンマナ」を作りましょう!
トンマナとは、ブランドイメージを表現するためのデザインルールのようなものです。
トンマナとは?について書かれた記事にて、詳しく説明していますので、トンマナを作る方法についてはこちらでチェックしてみてください。
5. ブランドイメージを形にする
ブランドイメージをデザインで表現する「トンマナ」作りができたら、「トンマナ」を企業が発信するあらゆるものに落とし込んでいきます。
例えば、「WEBサイト」「SNS」「商品デザイン」など。
お客様から見られるすべてのものについて、「見え方のコントロール」をしてください。
・WEBサイト:
自社のブランドイメージにあったロゴ、配色、フォントを使用しましょう。
「自社らしくない、おしゃれなだけのサイト」では、届けたいお客様の目に留まりません。
また、サイト内で使用する「企業メッセージ」や「商品説明」などは、企業理念に基づいたものにしましょう。
・SNS:
プロフィール写真、プロフィール文など、すべて自社のブランドイメージに合うものを使用しましょう。
・商品デザイン:
販売している「モノ」があれば、そのパッケージにも「企業らしさ」が必要です。
販売しているすべての商品パッケージから同じ「ブランドイメージ」が連想されるように、デザインの方向性に一貫性を持たせましょう。
ブランディングが成功した企業の例
ブランディングのイメージが深まるように、ブランディングが成功した企業の例を紹介します。
以下の企業はブランディングを通して、「自社製品の確固たるブランドイメージの獲得」を世界規模で成功した好事例です。
Apple
Appleは誰もが知っている、世界で最も成功したブランドの一つです。
世界中の誰もが、Appleといえば、「洗練された製品」「おしゃれな店舗」「かっこいい社風」といったイメージを持っているはずです。
Appleのカスタマーサービスへの想いは強く、デザインの方向性には一貫性を持たせつつも、地域ごとに最適な形で届けることに重きを置いています。
Appleは「デザインの一貫性」と「ローカライゼーション」を両立しながら、ブランディングに成功した企業の一つです。
L’Oréal
美容製品で世界トップに君臨するロレアル。
今では、130国以上の国々で、ロレアル製品が販売されています。
ロレアルの掲げているミッションは「世界中の男女に、素晴らしい美容製品を届けること」。
また、「多様性を大切にする」という企業理念によって、多くの人々がロレアルに対し好印象を持っています。
ロレアルは入念なリサーチとマーケティングキャンペーンの強化によって、世界中の様々な人々を魅了してきました。
McDonald’s
マクドナルドの世界的な成功要因の一つが、「一貫性」です。
どの国に訪れても、マックに行けば「期待通りの味」「一貫したサービスの質」が保証されてます。
「どの国に行っても、マックなら期待を裏切られない」という安心感こそ、マクドナルドが顧客に与えている最大の価値です。
また、マクドナルドが成功した背景には、「文化の違いを理解する」姿勢があります。
例えばタイではその地域限定の「Samurai Pork Burger」というハンバーガーを提供しています。
世界規模で提供する食事やサービスの一貫性を保ちながらも、地域ごとに受け入れやすい工夫をすることで、世界をリードする企業となりました。
まとめ
いかがでしたか?今回はブランディングについて、詳しく説明しました。
最後にこの記事の内容をまとめます。
- ブランディングとは、企業や個人のイメージを「世間の人々」に印象付けるプロセスのことです。
- ブランディングの成功は、「売れる」かどうかを決める大きな要因となるためとても重要です。消費者があなたのサービスを買うかどうかは、「ブランディング」によって左右されるます。
- ターゲットとなるお客様像を決める
- 企業理念やミッションを明確にする
- ビジネスの特徴や強みを決める
- 企業メッセージを決める
- ブランドイメージをビジュアル化する
- ブランドイメージを形にする
「万人うけする商品やサービス」「一貫性のないデザイン」では、収益は上がりません。
・自社のサービスは誰に届けたいのか
・「自社らしさ」とは何か
を明確にして、あなたのブランディングを成功させましょう!
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